洗車について

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1.洗車時の注意事項

●炎天下では行わない

 乾燥が早いため、洗剤ジミや水ジミになりやすくなるので、なるべく涼しくなって、もしくは日陰でしてください。

●強風の時は行わない

 砂埃などが舞いやすいために、ボディに傷をつける恐れがあります。

●ボディが熱くなっているときは、冷めてから行う

 熱くなっている場合は、流水でしっかりと冷やしてから行います。
理由は1.と同じ理由です。

●服装について

 服装はベルトなど車に傷をつけない服装で。(ツナギなどが良いでしょう)

●シャンプーの選択

・中性洗剤(pH6以上8以下)

  アルカリ洗剤や酸性洗剤よりも洗浄力は劣りますが、素材を痛めないためにコーティングをし
 ている車などの汚れ落としにはお勧めです。しかし、しつこい汚れなどには適しません。

・アルカリ性洗剤(pH11以上:11以下は弱アルカリ性)

  アルカリ性洗剤は、こびりついた虫や油汚れなどのしつこい汚れを落とすのに向いています。  
 アルカリ成分を高めるほど洗浄力は増しますが、素材や皮膚などへの人的被害を及ぼすリス
 クが高くなります。
  よって、通常の洗車には中性洗剤を使い、アルカリ洗剤を使用する場合には手袋などで防護する
 必要があります。
  また、洗浄はしっかりと洗剤が残らないように、流水にてしっかりと洗い流すようにしましょう。
 素手で触ってみてぬめりがなくなるまで洗い流しましょう。

●スポンジの選択

 スポンジはできるだけ柔らかいものを選びボディ用と足回り用の2つを用意します。

 ボディ用としては握りやすく手のひらよりも少し大きめのスポンジと細かいところ用に小さめのもの を用意し、足回り特にホイルなどでは少し小さめのスポンジが適しています。柔らかめの歯ブラシなどを使うのもいいでしょう。

 しつこい汚れを落とす場合は、高密度の硬めのスポンジが良いでしょう。(弊社のコンパウンド入りクリーナー「F remover」ではこのスポンジをお勧めします)
 また、良く泡立たせて優しく洗いたい場合にはムートンタイプを選ぶと良いでしょう。

●クロスの選択

 洗車用ではないタオルや雑巾でボディを拭くと、硬い繊維でボディを傷つけてしまう可能性があります。
 洗車用のできれば柔らかく厚みのあるマイクロファイバークロスを使うのがおすすめです。

●クロスの使い分け

 マイクロファイバークロスは、多少の汚れや水垢なども拭取ることが出来るので、洗う時に使用するのもお勧めです。
 さらに、1枚のクロスで車全体を拭かずに、せめて「ボディ用」、「ガラス用」、「室内用」の3枚は最低限用意しておきます。

2.きれいに洗うための手順

手順1.バケツに洗剤を入れて泡立たせる

 バケツに洗剤を適量入れて、蛇口はある程度全開気味にし、にしてノズルをシャワー、もしくはジェットにして水を注げばキメの細かい泡が出来ます。

手順2.足回りの汚れを流水で大まかに流す

 ホースなどを使用して勢いよく水をかけ、タイヤやホイール、足回りに溜まった砂や汚れを水流で落とします。
 高圧洗浄機もいいように思われるでしょうが、水圧が強いのでほこりや砂などで水圧により傷がつきそうなので私はあまりお勧めしません。(ホイールハウスは良いかも)

手順3.汚れの多い足回りから

 一番汚れている足回りから洗っていくのですが、まずは足回り用のスポンジまたは柔らかめのブラシによく泡を含ませ、ホイールのスポークの隙間やホイールナットの凹凸など、汚れが溜まっている場所に注意して洗います。
 夏など乾燥が早い場合は、乾かないうちに流水で洗剤が残らないようにしっかりとすすいでください。

手順4.ボディについた砂埃などを流水で流す

 ボディについたホコリや砂などを流水で流しながら上から下へむかって、ルーフ→窓→ボンネット→トランク→サイド→バンパーという順番で流していきます。
 この時マイクロファイバークロスを同方向に向かって優しく滑らせるようにして洗います。(なるべく力を入れないように注意して)
 また、ホースがボディに当たらないように注意しながら洗っていきます。出来れば、ホースは肩にかけて洗うと良いでしょう。

手順5.スポンジにたっぷりと泡とシャンプーを付けて力をかけずに洗う

 力を入れてゴシゴシこするとキズついたりするので、泡やシャンプーを付けて、汚れを浮かせてスポンジを軽く滑らせる感じで一方向に向かって洗っていきます。

 ※ここでご紹介している洗車は、のちの研磨のための洗車なので、しっかりと汚れや劣化したコーティング被膜をできるだけ除去することが目的です。
 汚れなどの不純物が残っていると、磨く際にバフが絡まったりして作業性や仕上がりにも影響します。

手順6.洗う順番は「手順4」で洗い、乾燥しないように注意する

 洗剤が途中で乾燥してしまったり、水洗いが不十分だと洗剤が残ってしまう(洗剤残滓:せんざいざんし)ので、洗ったら直ちに流水にて洗剤を完全に洗い流しましょう。
 また、洗車中にスポンジやクロスを落とした場合は、これらのクロスを使わないようにしましょう。砂がついていると深い傷がつく場合があります。

 ※気温の高い時などで洗車する場合は、部分洗いを心掛け、クリーナーやシャンプーを乾かさないよ う十分注意をし、たっぷりの水でしっかり洗い流す事がとても重要です。

手順7.コーティングする場合には、ステップやピラーなどもきれいに

 各ドアを開けて、ステップやピラー(窓柱:後部ドアのヒンジ:蝶番がついている部分)、ドアの上下部や側部などもきれいに脱脂の意味も込めて洗います。

手順8.鉄粉のチェック

 洗車後、菓子箱やたばこの箱についているフィルムに指を数本入れてボディーをなぞってみてください。
 ザラ付きがあれば鉄粉が付着している可能性が高いので鉄粉クリーナーやトラップ粘土でザラ付きがなくなるまで除去します。

トラップ粘土を使用する場合は、しっかりとこねて柔らかくし、手のひらに収まる位の大きさにして、流水を掛けながら力を入れずに滑らせる感じで、20㎠~40㎠くらいの面積ごとに優しく除去していきます。

その後はしっかりと流水にて洗ってください。

おすすめなのは「クレイ トラップクリーナー」がお勧めです。

手順9.水垢などの除去。

 水アカなど部分的に汚れのひどいところは一旦、すべて洗った後で、弊社商品でいえば、強アルカリ性の「RV-F Lotion」や、磨きの前処理の場合には多面体の研磨剤入りの「F remover」で洗います。
 洗った後は、流水にて洗剤が残らないようにしっかりと流します。

手順10.ふき取り

 柔らかい大きめのクロス全体を広げ、両手で伸ばした状態で滑らせながら(押し付けずに)大まかな水分を吸い取り、それから滑らせる感じで残った水分を完全にふき取ります。
 磨き前の洗車であれば、主に汚れを除去するのが目的なので、ここまで神経質になる必要はありませんが、通常の洗車や、磨いた後の洗車ではこのような方法か、
 もしくは「ブロワー」で水分を吹き飛ばすのも良策です。

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