スクラッチシールド塗装を磨き傷を出さずに磨く完全ガイド【塗装知識編】

スクラッチシールド
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愛車に輝きを取り戻したい!でも、スクラッチシールドって…

あなたは、洗車後の愛車を眺めて、うっとりしたことはありませんか?

特に、太陽の光を浴びて輝くボディを見ると、ドライバーとしての喜びもひとしおですよね。

でも、ちょっと待ってください!

「あれ?よく見ると細かい傷がいっぱい…」

そう、愛車を守る「スクラッチシールド」は、傷に強い塗装と言われているのですが、傷が全くつかないわけではありません。

むしろ、普段のメンテナンスを怠ると、後から取り返しのつかないことになることも…。

「でも、スクラッチシールドって、特別な塗装でしょ?下手に磨いたら傷つけちゃうんじゃないか…。」

そう思って、なかなか自分でメンテナンスに踏み切れない方も多いのではないでしょうか?

でも、ご安心ください!

このガイドでは、そんな「車磨きは未経験」の初心者の方でも、スクラッチシールドのメンテナンスを安心して、そして自信を持って磨けるように、プロが分かりやすく解説していきます。

ステップバイステップで丁寧に説明していきますので、このガイドを読み終える頃には、きっとあなたも「よし、やってみよう!」と思えるはずですよ。

今回は、スクラッチシールドに関して初心者の方のために

【塗装知識編】、【準備編】、【実践編】、【メンテナンス編】の4回に分けてご紹介いたします。

全てを読むことでスクラッチシールドに対する知識はほぼ身につけられるでしょう。
特に【実践編】を理解されれば、ほとんどの塗装の磨きがで来るでしょう

スクラッチシールド

1.そもそもスクラッチシールドとはどんな塗装?

    スクラッチシールド塗装は、日産自動車が開発した革新的な自己修復型塗装です。

    車の外観を保つための最新技術で、通常の塗装の上に特殊な樹脂層を設けることで細かな引っか
    き傷を自動的に修復する能力を持たせています。

    この革新的な塗装技術は、長期にわたって車の美しさを維持するために非常に優れた技術です。

    ただし、この特殊な構造のために、従来の塗装とは異なる磨きの技術が必要となります。

    よって、磨き方を間違えると、かえって塗装を痛めてしまう可能性があるため、正しい知識を身
    につけることが重要です。

日産が開発した傷に強いスクラッチシールド塗装の秘密

    スクラッチシールド塗装の最大の特徴は、塗装面を覆う特殊なクリアー層のことで、細かな傷か
    ら自動的に回復します。

    この樹脂層は、通常の塗装よりも柔軟性が高く、軽い擦り傷を受けても熱を利用して元の状態に
    戻ろうとする性質があります。

    具体的には、ひっかき傷程度であれば、時間の経過とともに目立たなくなっていきます。

    これは、特殊な樹脂層が、温度変化に反応して凹んだ傷を元に戻すように働くためです。

    この技術は、塗装の耐久性向上だけでなく、メンテナンスの手間を省くためにも役立ち、日常的
    な管理がしやすくなります。    

    ただし、この自己修復機能には限界があり、深い傷や塗装が剥がれるような傷には対応できませ
    ん。

通常の塗装との違いと注意点

    スクラッチシールド塗装は、通常のクリアコートとは違って柔軟性と弾力性に優れており、物理
    的なダメージを受けてもそれを吸収する能力に優れています。

    他の塗装では、傷がつくとタッチアップや再塗装が必要になる場合が多いですが、この技術によ
    り修理の頻度が大幅に減少します。

    しかし、これは傷の自己修復には有利ですが、磨き作業時には要注意です。

    強い力で磨いたり、強力なコンパウンドを使用したりすると、塗装表面を傷つけてしまう可能性
    が高くなります。

    また、通常の塗装では問題ない温度でも、スクラッチシールド塗装では磨きに支障が出ることが
    あります。

    そのため、磨き作業時は低速で丁寧に行い、こまめに塗装面の温度をチェックする必要がありま
す。

メリットとデメリット

    最大のメリットは、塗装面が自己修復可能であるため、表面の小傷を気にする必要がないことで
    す。

    しかし、技術性の高いメンテナンスを必要とするため、高価なサービスになることがデメリット
    といえます。

    また、磨きを行う際には特に注意が必要で、適切な技術と知識がないと、その柔軟な特性が逆に
    災いしてしまうこともあります。

    適切に理解して取り扱うことが重要です。

スクラッチシールドに対する一般的な誤解とトラブル事例

    「スクラッチシールドは傷がつかないんでしょ?」「だから、洗車も適当でいいよね?」 そんな風
    に思っていませんか?

    実は、スクラッチシールドだからといって、全く傷がつかないわけではありません。

    自己修復機能を過信した乱暴な扱いによって、取り返しのつかない傷をつけてしまうケースも少
    なくありません。

    誤解を避けるためには、一般的なトラブル事例を知ることが重要です。

    例えば、強い研磨剤での磨きや、熱を持つ道具の使用は禁物です。

    さらに、正しくない方法での洗浄や磨きは、自己修復機能を阻害することがあります。

    こうしたトラブル事例を知ることで、正しいケア方法の選択を図り、塗装の寿命を伸ばすことが
    可能になります。

参考:日産自動車公式サイト

「スクラッチシールド」のページには直接リンクが出来なかったので、お手数ですが、

上記サイトの「イノベーション」ページにある「技術ライブラリー」の「技術」カテゴリーの「その他」
をチェックしてください。

その後「もっと見る」を2回クリックすると「スクラッチシールド」についての情報がご覧いただけます。

    

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