車につく傷の原因とその予防法(その2)

バフの汚れ
この記事は約3分で読めます。

汚れや研磨カスによる傷の原因とその予防

●汚れや研磨カスによる傷の原因

バフの汚れ

    コンパウンドでの磨きは、車のボディなどの傷を除去して、平坦にして光沢を出すために行われ
    る作業ですが、研磨剤を使用して、バフで磨きます。

    研磨剤は、表面のキズやくすみを取り除くために使用されますが、その過程で研磨カスが発生し
    ます。

    研磨カスは、残っている汚れなどとともに摩擦によってバフに凝着(固まって硬く固着する)す
    ることで傷をつける原因となります。

    特に、研磨剤の粒子が大きい場合や、バフの選び方によっては、深い傷が生じることもありま

    す。

    そのほか、バフのクリーニング不足です。

    特に毛先の長いロングウールバフは、手洗い程度では凝着した汚れや研磨カスが毛の奥まで入り

    込むために、通常の手洗いだけでは奇麗になりません。

    この凝着した粒子によって傷をつける危険性は非常に高いので、

    できれば、洗剤で手洗いの後に、高圧洗浄機等で毛の奥まで洗浄するのが良いでしょう。

●傷の予防方法

    研磨剤は排出性の良いものを選びましょう。

    油分や溶剤分が多い研磨剤などは汚れを解かせてこれがバフに凝着しやすく(これは私の感じて

    いたことですが)、バフが絡みやすく感じられましたので、できればこれらの成分の少ないコン

    パウンドをお勧めします。

    また、このようなコンパウンドは、これも私が使った感想なのですが、「磨く面に少しでも汚れ

    があれば、これらの汚れが、研磨カスと相まってバフに凝着しやすくなるのでは?」と感じてい

    ました。

    このようなコンパウンドは、あまり粉塵などは出ません。

    では、これらの研磨カスはどこに行ったのでしょうか?

    そうです、ほとんどがバフについているのです。

    だから、バフが汚れやすいわけです。

    排出性の良い研磨剤は、粉塵が出て磨きがしづらいのですが、バフに研磨カスがとどまりにくい

    ため逆に作業性は高くなりますし、なんと言っても切れが良いし、研磨カスもはたけば簡単に除

    去できるので、逆に作業性は良くなります。

    粉塵は、ゴーグルとマスクをすれば対処できるでしょ?


    ただし、磨き作業を行う前に、表面の汚れなどをしっかりと除去し、磨き面をきれいな状態にす
    ることが前提ですよ。

    そして、

    コンパウンドとバフは塗装の種類や状態に合わせて選び、適切な組み合わせで作業することで、
    バフ傷を最小限に抑える事が出来ます。

    コンパウンドやバフは、研磨力の高いものから弱いものまで種類があるので、傷の状態に合わせ
    て適切なコンパウンドとバフの組み合わせを選びましょう。

    また、バフの状態を確認しながら、汚れたらそのまま使わずに、その都度、クリーニングもしく
    は奇麗なバフと交換しながら磨きましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました