車につく傷の原因とその予防法(その1)

拭き傷 洗車傷
洗車による拭き傷
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洗車時のふき取りによる拭き傷の原因とその予防方法

    洗車をすると、車のボディに微細な傷が付くことがあります。

    これを洗車傷と呼びます。

●洗車傷がつく原因

  洗車をしている際に気になるのが、洗車の過程でボディに付く微細な傷、いわゆる洗車傷です。

  このような傷が付く主な原因を知ることで、効果的な予防が可能です。

1.汚れを拭き取る際の誤った方法

    洗車の際、ボディに付いた汚れや泥を拭き取る際に力を入れすぎると、細かな微細傷が付いてし

    まいます。

    また、粗い布や汚れたスポンジを使うことも洗車傷の原因となります。

2.拭く方向が誤っている

    拭き取りは、車の前から後ろ、後ろから前、または上から下への一定の方向に拭き取っていきま

    す。

    これにより、汚れを広げずに効率的に水分を取り除くことができます。

    汚れを拭き取る際に、拭く方向が乱暴であったり、ランダム(無作為・デタラメ)に拭いてしま

    うことも洗車傷の原因となります。

    正しい拭き取り方を守ることが肝要です。

3.拭き取る際の水分

    水分が残った状態で拭き取りを行うと、水分に含まれる微小な砂や異物がボディに引っかかって

    しまい、洗車傷を引き起こします。

    一番のおすすめは、水分をブロワーなどであらかじめ吹き飛ばす事です。

●洗車傷を付けない洗車の方法   

    ※洗車をするときは、風のない日陰で、涼しい時に行うようにしてください。

    風が強いと、砂埃が待ってボディに付くことで傷が入る危険性が高いですし、気温の高い時に

    は、水分が乾燥しやすいのでシミになりやすくなります。

    特に濃色車の場合は、熱の吸収率が高いため、日陰であっても気温が高ければ水分は乾燥しやす

    くなります。

1.洗車する前に予備洗いをする   

    洗車を始める前に、流水で柔らかいクロスやスポンジを使い、力を入れずに滑らせるようにし

    て、優しく予備洗いを行いましょう。

    これによって、軽微な汚れや砂を除去し、洗車時の傷を軽減できます。

2.シャンプーはしっかりと泡立てる  

    シャンプーはしっかりと泡立てて、泡を車体にかけて洗うイメージで一方方向にスポンジやクロ

    スをやさしく滑らしながら洗っていきます。

    洗い終えたら、流水で洗剤分を完全に洗い流します。

    この時素手で洗えば、ぬめりがチェックできるので、このぬめりがなくなったときが完全に洗剤

    が洗い流された目安となります。

3.柔らかいスポンジやマイクロファイバークロス、もしくはセームタオルを使用する。

    洗車には柔らかくてきれいなスポンジや洗車専用のクロスを使用することが重要です。

    硬いスポンジや古くなったタオルは洗車傷の原因となるため、使わないようにしてください。

4.拭き取りは優しく丁寧に

    汚れを拭き取る際には、力を入れずに軽く優しく行うように心がけましょう。

    クロスは、たたまずに広げた状態で拭く面が広くしっかりボディに当たるように持ち、車体全体

    の水分のほとんどを抑え込むようにゆっくり軽く滑らせるように拭き取ります。

    まず、窓ガラスや、ミラー部分をふき取ります。(この時はしっかりと乾いているきれいな柔ら

    かいクロスで拭くことで曇らずにすっきりとした仕上げができます)

    最後に、吸水性の良い濡らしたクロスをしっかりと搾り、水分を完全にふき取ります。(タオル

    を少し湿らせることで、塗装面との摩擦が起きにくく、拭き取りも良くなります。)

    また、同じ場所を何度も拭き返すことも避け、汚れを取り除く際の手順を守ることが重要です。

5.乾燥時の注意

    洗車を終えた後は、乾かす際も柔らかい奇麗なクロスを使用し、水滴が残らないように丁寧に拭

    き取りましょう。

    水滴が残ったまま放置すると、水垢や洗車傷の原因となります。

 洗車は車の美観やメンテナンスに欠かせない作業ですが、洗車傷を予防するためには十分な配慮と知識

 が必要です。

 正しい方法で洗車を行い、大切な愛車を美しく保ちましょう。

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