知らないと損!気温が高い日の車磨きで傷が増える理由とは?【DIY派必見】

トラブル
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「汗だくになって愛車を磨き上げたのに、なぜか前より傷がギラギラ…。

 太陽の下で見ると、がっかり…。」

 そんな苦い経験、ありませんか?

 実はそれ、あなたの磨き方が悪いわけではないのです。

 原因は、多くの人が見落としている「気温」や「研磨熱」。

 この記事を読めば、なぜ夏の車磨きが失敗しやすいのか、その科学的な理由が分かります。

 そして、プロが実践している「あるコツ」を知ることで、あなたもこの夏、誰かに自慢したくなるよう

 な”濡れたような艶”を、自分の手で実現できるようになります。

 失敗だらけの車磨きは、今日で卒業しましょう。

【結論】夏の炎天下、車を磨くのは絶対にNG!

 でも、”ある条件”さえ守ればプロ級の仕上がりが可能です。

 いきなり結論からお伝えします。

 気温が高い日の車磨きは、仕上がりと愛車の美しさを守るために絶対にやめるべきです。

 「百害あって一利なし」

 特に黒や濃色車オーナーは要注意。

 むしろ、あなたが大切にしている愛車の塗装を、自らの手で傷つけているのと同じことなのです。

 「じゃあ、夏は磨けないの?」

 いいえ、ご安心ください。

 これからお伝えする「3つの鉄則」さえ守れば、気温が高い季節でも、まるでプロが仕上げたかのよう

 な、深みのある輝きを手に入れることが可能です。

 磨きはノウハウもさることながら、もう一つ重要なのは「熱を制する」ことなんです。

なぜ危険?気温が愛車の塗装に与える”知られざる影響”

 「どうして気温が高いとダメなの?」そのシンプルな疑問にお答えします。

 答えは、車の「塗装」の性質に隠されています。

・ポイント1:塗装は熱で柔らかくなる。

 実は、車の塗装は体温より少し高い40℃あたりから柔らかくなり始めます。

 (このことは以前、塗料メーカーさんに問い合わせて教えていただきました)

 イメージ的には、非常にデリケートな状態になるのです。

・ポイント2:柔らかい塗装は「傷の温床と化する」

 柔らかくなった塗装をコンパウンドで磨くと、どうなるでしょう?

 削りやすくはなりますが、それは同時に「意図しない傷が入りやすい」状態。

 せっかく傷を消そうとしているのに、かえって細かな磨き傷(バフ目)を大量に生んでしまい、キレイ

 な仕上がりにはなりません。

・ポイント3:【特に注意!】黒・濃色車は熱の吸収率が段違い!

 黒い車を太陽の下に置いておくと、すごく熱くなりますよね、

 イメージ的には、黒い服を着た場合に特に暑く感じるのと同じで、黒や濃紺などの濃色車は、太陽の光

 をあまり跳ね返さない性質があり、ほとんど反射しないで光を全部吸収して、熱に変えるためにボディ

 表面温度が想像以上に上昇するんです。

 塗装にとっては最悪のコンディションなのです。

 特に黒い車は、仕上げにムラやクモリが出て、輝きが戻らない。

 また、濃色車の傷が良く目立つのは、周りの色が光を吸収して暗く見えるのに対して、傷ができた部分

 は光が散乱して白っぽく見えやすくなるのが原因なのです。

明日からできる!熱を制して輝きを操る”3つの鉄則”

 理論は分かってもらえました?

 では、どうすればこの「熱問題」を解決できるのか?

 誰でも簡単に実践できる、具体的な3つの鉄則をご紹介しますね。

 これさえ守れば、もう熱による失敗はありません。

鉄則1:「場所」と「時間」に注意する。

 ・NG例:真昼のカンカン照りの下で作業を始める。

 ・OK例:温度管理ができるガレージ内で作業する。

      それが無理なら、涼しい早朝や夕方以降に日陰で行う。

      磨く前にボディを触り、「ひんやり」と感じる状態がベストサインです。

鉄則2:道具選びで「熱」を発生させない

 ・上級者向け(注意!):シングルポリッシャーでの磨き。

             回転が強く研磨熱が非常に高くなるため、熱で柔らかくなった塗装にはリス

             ク大。

             プロでも慎重にならざるを得ません。

このサーモグラフィは(株)クリスタルプロセス様からご提供いただきました。

            上のサーモグラフィは、シングルポリッシャーとサンダポリッシャーの研磨熱

            の比較です。

            これから推定すると、試験時は室内温度16度前後と推定されます。

 ・あなたにオススメ:サンダポリッシャー(ダブルアクションポリッシャー)。

           研磨熱が出にくく、初心者でもムラなく安全に磨けるツールです。

           DIYでやるなら、これ一択と言っても過言ではありません。

鉄則3:コンパウンドは「水性・高含水(水分を多く含んだ)タイプ」を選ぶのがプロの常識

 これが今回の最重要ポイントです。

 なぜプロは特定のコンパウンドを選ぶのか?

 油性コンパウンドは熱で油分が伸び、光沢が得られやすいのですが、傷を埋めて隠すので、後から隠さ

 れた傷が現れてきます。

 また、ギラつきの原因にもなります。

 あなたが選ぶべきは「水性」で、なおかつ「水分を多く含む」コンパウンドです。

 理由1:冷却効果→ 水分が潤滑剤として摩擦熱を抑えて、塗装を常に常温に近い状態にさせてくれま

     す。

 理由2:最高の切れ味→ 熱に頼らず、コンパウンド自体の性能でしっかりと磨き上げるため、傷の戻り

     のないスッキリとした透明感のある仕上がりに。

 「抑熱研磨」「水性・高含水」、このキーワードだけ覚えておけば、コンパウンド選びで失敗することは

 ありません。

 ちなみに弊社のコンパウンドは「TAKUMI OPS PROシリーズ

水性コンパウンド「TAKUMI OPS PROシリーズ」

まとめ:夏の車磨きは「熱コントロール」が全て。正しい知識で、最高の輝きをあなたの手に。

 もう一度、大切なことなので繰り返します。

 夏の車磨きで失敗しないための秘訣は、たった一つ。

 「ボディと研磨の熱を、いかにコントロールするか」です。

 POINT1:涼しい環境を選び、

 POINT2:熱の出にくい道具(サンダポリッシャー)を使い、

 POINT3:切れの良い水性コンパウンド(高含水)で磨く。

 この3つのPOINTさえ守れば、基本的な磨きのスキルでこれまであなたを悩ませてきた「ギラギラした

 磨き傷」とは無縁になります。

 さあ、正しい知識という最強の武器を手に入れたあなたなら、もう大丈夫。

 この夏こそ、道行く人が振り返るような、深みと潤いに満ちたプロ級の輝きを、あなた自身の手で創り

 出してみませんか?

 愛車が最も輝く瞬間は、すぐそこに待っています。

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